Liam's Page

天辰家の猫 リアムのひとりごと * その 10

以前、このページで、ご主人様が 「アナログ盤の整理をするぞ!」 と意気込んでいる、という話を書いた。そのあと「レコード整理の進み具合はどうですか?」と心配してくれる人もいたりした。

でも残念ながら、ぼくが知る限り、整理された形跡はない。さすがにLPの数が今ある以上に増えることはないのだけど、最近は一度CDになったものが、何度もいろんな形で出し直されるらしく(紙ジャケ、とか言ってたっけ)、2枚、3枚 ・・・ と増えていく、同じアルバムの整理をどうしたらいいものか、ご主人様、すっかり途方に暮れている。

プラスティックのCDケースはかさばる、とビニール製ケースを大量に買いこみ、中身を入れ替えようとしたことがあった。実際、ケースから出すと量はぐんと減る。一気にできたCD棚の空白に、ご主人様は大喜びしたものだ。

でも結局は「入れ替える作業が面倒でねぇ」 「ビニールケースに入れると、案外、CDの出し入れが不便なんだよ」と、いろんな理由をつけて途中でやめてしまった。

それだけじゃない。CDのほかにも、DVDというのがすごく増え始めた。これは昔のビデオが形を変えたもので、最初のうちは、「これでずいぶん置き場所が助かる」とか言っていたけど、なぁんてことない。今ではすでに、DVDの山が部屋のあらゆるところにそびえ立っている。
CDの山
ズラ~っと整列、これが理想
足の踏み場もナイ そんな山に埋もれ、「どうにかしないとマズイなぁ」と周囲を見回しながら、実はまんざらでもなさそうなご主人様。狭いところに潜り込むのが好きなぼくには、その気持ち、わからなくもない。

それでも時折、山は崩れ、大きな音を立てて部屋に散らばっていく。その様子を横目で見ながら、好奇心旺盛な猫のぼくとしては、「あの山に体当たりで突進していきたい!」という衝動を抑えるのに必死なんだ。

お願いだから、ご主人様、そろそろ部屋の整理してくださ~い!
(2005. 2)